さて、カザフスタン人のクラスメイトに連れられて、最大都市アルマトイから車で走ること4時間の場所にあるKolsayという場所へやって参りました。3時間半はひたすら山道を走り、最後の30分は舗装されていないサファリ状態の道を走りました。
カザフスタンは遊牧民の国でもありますから、馬が多い。アメリカにいたとき、畑や山に牛や鹿を見ることはありましたが、馬だらけな状態は初めて見ました。馬が道を塞ぐという状態にも遭遇しました。
たどり着いたKolsayは絵画のような美しい景色でした。渓谷を流れる川の美しさと迫力。深い緑色をした美しい湖。うーむ、これはすごい。現地の人と一緒に旅しているからこそ辿り着ける場所であり、私1人ではまず辿りつかない。
知らない場所を旅すれば旅するほど、自分が捉えてきた「世界」というのは本当に狭いものだな、と痛感します。自分が思いつく「海外」は、いかに日頃からその地域の情報に接しているかできまるので、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアあたりを思い浮かべがちです。しかし、中央アジア、南米、アフリカ、中東など、自分が普段接しない国にこそ、新しい発見がねむっているのだろうなあ、と思います。
一緒に来たロシア人クラスメイト夫妻と話をしていると、ロシアも非常に魅力的に感じます。ぜひ行ってみたい。自分は日本で育ってきた環境から、明らかにアメリカ寄りの教育や考え方に影響を受けていますが、それは世界の見方の一面に過ぎません。いやあ、ぜひ見て、聞いて、感じたいです、違う世界を。
