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ゲーム理論1:なんかわかりそう気もするけどまだわからない

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選択科目で少しアカデミックなものを取ってみました。ゲーム理論。言葉自体は知っていますし、表面的に学んだことはあります。が、中身はよくわからない。実践の場で使えるのかも含めてとても興味深い科目です。

この投稿でわかりやすい説明を試みたのですが、一つ一つ順番に説明しないと難しいことがわかりました。が、それをするとわかりやすくならない。というわけで、何となくの知識だけ共有します。

ゲーム理論と美しい音楽
教室に入ると美しいジャズが流れていました。教授の好みで、授業が始まる前と休憩中に、彼の好みの音楽が流れています。そう、まるで喫茶店。喫茶店の気分で話を聞いておりました。

意思決定理論とゲーム理論
まず、ゲーム理論の前に、通常我々が無意識に使っているのは意思決定理論であることが説明されます。
決定理論:相手のことではなく自分の立場において、数値を用いて最善の意思決定を目指す。統計とか期待値の計算とか。情報が増えれば増えるほど確度が上がります。使用される場面は、完全競争市場や独占市場等、相手の選択が自分に与える影響が少なくなる場合です。

ゲーム理論:自分と相手の意思決定がどのように作用しあうのかを、数値を用いて研究します。完全競争市場と独占市場を除くすべての場面で適用され、これらの対象を”戦略的状況”と呼び、自分の利得が自分だけでなく相手の行動に依存することを意味します。「自分の行動が相手に左右されるなんて当たり前だろ」って話を、数学を用いて解き明かす感じですかね。

ほとんどの組織ではゲーム理論は使われていない
いろんな会社のうち、74%は競合を考慮します。が、そのうち58%の会社が競合の過去調査を意思決定に使い、11%の会社が競合がとるであろう未来予測を意思決定に使い、5%の会社が自社がとる選択によってどのように競合が動いてくるかの未来予測を意思決定に使います。つまり、意思決定に、相手の動きの予測はほぼ考慮に入っていない、ということです。

コスト削減は意思決定理論的には常に正しい
例えば全社でコスト削減をすることになって、マーケティング費用を減らすことになったとします。意思決定理論ではコスト削減は常に正しいです。なぜなら自社のリソースや目標しか考慮に入れないからです。でもマーケティング費用を削減した場合に相手がどのように動き、それが自社の損益にどのような影響を与えるのかがゲーム理論です。

支配戦略からの囚人のジレンマ
相手がどう動いてくるかに関わらず、自分が確実に高い利得を得られる戦略のことです。これを考えていったときに行き当たるのが囚人のジレンマ。囚人のジレンマは、お互いが「自分にとって最善」な戦略をとった結果、両方ともに不幸になる状況です。ここの具体例はググってもらったほうがわかりやすいと思います。

ビジネスの例:広告宣伝合戦
ほぼあらゆる企業が、囚人のジレンマとして広告を打ちすぎている可能性がある、という話がありました。例として出たのが昔のたばこ業界。タバコが今のような健康リスクがあると考えられていない時代、各社は広告合戦をしていました。その後健康リスクからたばこの広告宣伝が政府から禁止されるようになると、各社の利益も株価も非常に大きく伸びたということです。まあこれは政府の規制が入ってきているので条件が変わってしまっているような気もするのですが、囚人のジレンマを用いて「各社が広告宣伝に使っているほど効果はないのではないか」という仮説を説明するための材料、と理解しました。

最初の一歩として
ゲーム理論を自分の意思決定に使えるようになってみたいという希望はあるものの、今日の時点だと、ちょっとわからなかったですね。たぶんこのまま授業だけ聞いていても、わかった気になるだけで分かる日は訪れそうにありません。というわけで仕方ない、本を読んでみるか…。

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