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ネットワーキング:誰かとつながる、有機的に

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その言葉の意味がわかるには、タイミングって重要ですよね。心の準備ができていないと、理解できません。半年前にはわからなかったが、今ならその重要性や意味が分かる、ということがあると思います。私にとっては、ネットワークという言葉が、それです。

私が1-3月で受講した組織行動学のコースの一つに、ネットワーキングを取り上げた授業がありました。私はその時、「ネットワーキング、ねえ」という感じで、前向きには捉えれていませんでした。その授業から半年たって、たまたま友達が、その教授がネットワーキングについて書いている記事を送ってくれました。https://hbr.org/2016/04/5-misconceptions-about-networking

以下は、その教授が書かれた上記リンクの日本語訳です。
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ネットワークの価値と、それを妨げる5つの誤解
良いネットワークは、あなたに情報をもたらし、新しい知識を教え、革新を生む助けとなり、アイデアを磨く場を提供し、急な仕事を助けてくれます。それ以上の価値もあり、ネットワークはあなたの影響力を拡大する手段です。
しかし、多くの人が幅広く多様なネットワークの重要性を理解している一方で、ネットワーキングへの抵抗感や苦手意識があるため、それを活用しきれていません。
私は20年にわたり、ネットワーキングのスキルを教えてきましたが、人々がネットワーキングに向き合う上で障害となるのは、スキルよりも「心構え」にあると感じています。

誤解その1:ネットワーキングは時間の無駄
ネットワーキングの経験が少ない人は、それが有益かどうか疑問を抱きがちです。特に、今すぐの仕事に直接関係のない人と関係を築くことに疑念を持つ傾向があります。例えば、ラテンアメリカの企業で働くジョーは、同僚が彼の国を訪れる度に会うよう頼まれるため、昨年は60人もの人と会うことになり、日常の仕事にも負担を感じています。しかし、ネットワークがどれほど役立つかは、どのようなネットワークを持ち、どう構築するかにかかっています。戦略的に重要な人物と意図的に関係を築くことが、より成果を生むでしょう。

誤解その2:ネットワーキングの才能は生まれつきで、変えられない
多くの人は、ネットワーキングは外交的な人に向いており、内向的な人には難しいと考えがちです。そのため、「自分には才能がない」と思うと、努力しても成果は出ないと信じ、投資をしない傾向があります。スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドウェックは、「固定的な思考」と「成長的な思考」が努力の度合いに影響することを示しています。ネットワーキングも同様で、成長思考を持てば、スキルを磨く努力を惜しまなくなり、より高いリターンを得られるでしょう。

誤解その3:関係は自然に築かれるべき
ネットワーキングに対する誤解の一つに、「関係は自然に形成されるべきであり、戦略的に築くのは不自然だ」と考えることがあります。しかし、この考え方は、結果的に自分にも相手にも役に立たない、均一なネットワークを作りがちです。社会心理学の研究によれば、人は似た者同士や近くにいる人と関係を築く傾向があり、それだけでは多様性に欠けたネットワークしか作れません。そのため、関係を意図的に築き、重要な人脈を形成する努力が必要です。

誤解その4:ネットワークは自己中心的な行為
ネットワーキングを避ける人の中には、ネットワーキングが「不誠実」や「操作的」であり、公正な競争に反すると感じる人もいます。しかし、ネットワーキングを互いに助け合う「相互依存」の視点で捉えることもできます。ある調査では、若手はキャリアを進めるためのネットワーキングに抵抗感を抱く一方で、上級のプロフェッショナルはネットワーキングに対して抵抗がないことが分かりました。この違いは、自分の価値に対する自信の有無に起因しており、ネットワーキングの価値を実際に体験することでその意識を変えられる可能性があります。

誤解その5:強い絆が最も価値がある
ネットワークで最も重要なのは、信頼のある強い絆だと思われがちですが、実際には「弱い絆」—あまり親しくない人との関係—も重要です。信頼のあるアドバイザーは同じ情報や視点を持ちがちですが、弱い絆は異なる視点や新しい情報をもたらし、革新や戦略的洞察をもたらします。多くのエグゼクティブが抱える不満の一つは、今のネットワークが過去の偶然の産物であり、未来への支えになっていないことです。弱い絆は、ネットワークを進化させる鍵となるのです。
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その当時は、まさに上記の「よくある誤解」の通りに、誤解していました。私はネットワーキングよりも、個人の力量を高めることの方が価値があると思っていました。自分の能力を高めれば、自然と必要とされる、みたいな。

これ、厳密には違いますが、いわゆるプロダクトアウト、という考え方に近いですね。良いものを作れば売れるだろう、という発想になるリスクがあるやつ。

私にとってのここから先は、人と有機的につながるってことが、より重要になってきそうです。

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