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人間とは何か

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人間とは何か?「私とは脳である」と同時に「現実こそすべて」。

10/22日経新聞にイエール大学教授で道徳哲学を教えているシェリー・ケーガン教授へのインタビュー。私は不死とか、クローンの倫理とか、仮想現実の是非とかの言及には興味ないのですが、人間って何?の部分で冒頭の2つが心に刺さりました。

私とは脳である
私とは肉体である、人格である、魂である、とかいろいろありますけど、ここでは「私とは脳である」と主張されています。
私は人間ってパソコンと同じだと思っていまして、通じるものを感じてしまいました。肉体がパソコンでいうハードウェア、脳がパソコンでいうCPUやメモリー、自分の持つ得意分野がアプリ。

パソコンの性能はCPUやメモリーで決まります。それを包むハードウェアは画面の美しさであったりキーボードの打ちやすさであったりするので、“見えるもの・触れるもの“が大事ならハードウェアが大事。いやいや、“頭の良さが大事“ってのなら、CPUやメモリーの能力を重視することになります。

この教授は「私とは脳である」とおっしゃっており、「脳を取り出して肉体を変えたとしてもそれは自分だと言える」とおっしゃっているので、CPUやメモリーこそがパソコンだ、という主張だと思います。

現実こそすべて
一方で「愛されている実感や、子供に注ぐ愛情、これらがすべてただの電気的な刺激でしかないとしたら。その人生を肯定することはできない」ともおっしゃっているので、じゃあそれは「人間とは肉体である」でもあるってことだよなあと思った次第です。

てことはやっぱりパソコンですね。ソフト(脳)だけでもなくハード(肉体)だけでもなく、それが一体となって初めて“パソコン(人間)“。ではその二つをくっつけただけで人間なのか?いやあ、そうとは思えない。その人から“感じるもの“ってあるから、それは2つの足し算ではなく、何か掛け算で醸し出すものがある。

でもきっと、私がパッと思いつくようなことは議論され尽くされているのでしょうから、直接この話の続きを聞いてみたいですね、Shelly Kagan教授に。

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