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対人関係論番外編:認知のゆがみ

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授業の中でちょろっと取り上げられた認知のゆがみについて。ゆがみと言いますか、自分を守るために悲観的思考を身につけた、という言い方のほうがしっくりくるかなあ。皆さんは、どれが顕著ですか?

1. 全てか無かの思考
物事を完全に良いか悪いかで判断する。
「このプレゼンが完璧でなければ、失敗だ。」
「ダイエットが失敗したら、人生が台無しになる。」
「仕事でミスをしたら、自分は無能だと思われるに違いない。」

2. 過剰一般化
一つの出来事から全てがそうかのようにとらえる。
「デートで断られた。誰も自分を愛してくれない。」
「試験に落ちた。自分は何をやってもダメな人間だ。」
「仕事のミーティングがうまく行かなかった。自分が昇進するチャンスはもうない。」

3. メンタルフィルター
ポジティブな情報を無視して、ネガティブな部分だけを見る。
「10個のうち9個出来ても、出来なかった一個が気になる。」
「パーティーで楽しかったことより、気まずかった瞬間ばかり思い出す。」
「成功したプロジェクトより、過去の失敗が頭から離れない。」

4. 感情の理由付け
ネガティブな感情を事実として受け入れる。
「緊張しているから、この仕事は自分には向いていない。」
「悲しいから、私の人生は悲惨だ。」
「不安なので、きっと何か悪いことが起こる。」

5. 結論の飛躍(心の読み過ぎ)
他人の考えを確かな根拠もなく推測する。
「彼は私のアイデアについて、きっと馬鹿にしている。」
「上司が挨拶しなかったから、怒っているに違いない。」
「友人が忙しいと言ったのは、会いたくないからだ。」

6. 結論の飛躍(先読みの誤り)
未来の出来事がネガティブになると決めつける。
「このプロジェクトは絶対に失敗する。」
「彼女にメッセージを送っても、返信は来ないだろう。」
「面接に行っても、他の候補者には敵わない。」

7. 個人化
外部の出来事を自分のせいだと思い込む。
「子供が不機嫌なのは、私が良い母親ではないからだ。」
「友人が落ち込んでいるのは、私が何か悪いことを言ったからだ。」
「チームが失敗したのは、私のせいだ。」

8. べき思考
物事を「~すべき」「~でなければならない」という硬いルールで考える。
「私はいつも完璧でなければならない。」
「みんなに愛されなくてはいけない。」
「失敗は許されない。」

9. マイナス化思考
成功すると「これはまぐれだ」と思い、失敗すると「やっぱりそうなんだ」と考える。
「プレゼンがうまく行ったのはたまたまだ」
「試験に失敗した。最初から無理だろうと思っていたんだ」

10. 経験的割引
ポジティブな経験を理由なく割り引く。
「今回のプロジェクトが成功したのは、ただの運だった。」
「彼が褒めてくれたのは、ただ気を使っているだけだ。」
「今日楽しかったのは、特別な日だったからで、普通はこんなに楽しくない。」

なんでこういう風に考える?
・心理的防衛機制
悲観主義は自己防衛の一形態です。期待を低く保つことで、失敗や否定的な結果が起こったときの心理的衝撃を和らげることができます。これにより、失望から自分を守ることができます。

・学習された無力感
過去に努力しても結果が変わらなかった経験が反復されると、「学習された無力感」と呼ばれる状態に陥ることがあります。これは、どんな努力をしても状況は改善しないという感覚につながり、悲観的な思考へと導きます。

私は結構思い当たる節がありますね~。感情の理由付け、マイナス化思考、経験的割引あたりが、顕著かなあ。

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