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心理的安全性の捉え方

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さて、以前に投稿した「日本社会の心理的安全性は低い」と言う私の意見に対して、複数の方から「いや、日本社会は、本質的に心理的安全性が高いのではないか。捉え方が逆ではないか。」とのご意見をいただきました。

教授に確認することになっており、ようやく確認しましたのでここでお伝えしたいと思います。
結論は…「日本社会の心理的安全性は低いと考えられる。しかし専門の教授の授業をとって要確認」となりました。ご期待にそえない回答となり申し訳ありません笑

そもそもの議論
私が心理的安全性について習った際、その定義が面白いなと思って投稿したことから始まりました。心理的安全性と言うのは、集団において、「自分は間違っても大丈夫。だからリスクを取ることができる」と言う共通認識や信条のことです。私は「こんな感覚は日本にない。むしろ逆だ。だから、日本の心理的安全性は低い。」と考えました。

例えば、大企業での不正が定期的に発覚します。なぜ不正をしたのかの理由を聞くと「そんなことを言い出せる空気ではなかった」「昔からやっており、それが当然だと考えていた。」「納期に間に合わせるために仕方がなかった」などなど。

反対意見の立場
上記に反対の立場をくださった方々のご意見は「なぜ間違っていることや、悪いとわかっていることに誰も声を上げないのか。それは、不正に関わっていたとしても、それが組織的なものであれば、社長等のトップ以外は誰も責任を取らされないからだ。つまり、みんなと同じでさえあれば、努力しなくても、正しくなくても、個人単位では何の不利益も被らない。これは、何もしなくて良いと言う点で、極めて心理的安全性が高いと言えるのではないか」と言うご意見でした。(もし私の理解が間違っていたら、遠慮なくご指摘ください。投稿を後ほど修正いたします。)

教授の暫定的回答
さて、心理的安全性は高いのか低いのか。上記を説明し、教授に意見を聞いてみました。教授からの回答は「失敗してはいけないのだから、心理的安全性は低いと考えられる。おそらく恥の文化が大きく影響しているだろう」とのことでした。自分が恥をかきたくない、そして、相手に恥をかかせるわけにはいかないと言う考え方は「失敗してはいけない」につながります。「失敗してはいけない」のであれば「リスクは冒せない」のですから、心理的安全性が低い状態です。

なぜ暫定的な回答なのか
教授は、①リーダーシップやキャリアが専門であり、②日本文化に詳しいわけではなく、③組織の心理的状態についての考察は他に専門の教授がいるので回答はそちらにお任せする、と言う前提で上記のコメントをいただきました。ただ専門の教授の授業は、選択科目で取らないといけないので、ちょっとすぐには確認が取れそうにありません…。

でも、やはり心理的安全性は低いと思う
教授や他のクラスメイトや日本の友達と話をした中で、やはり私は日本の心理的安全性が低いと考えています。「出る杭を打たれる」ということわざがあったり、「みんなと同じであれば責任は問われない」と言う姿勢はリスクが取れない、失敗できないことを意味しています。

もし本当に心理的安全性が高いのであれば、意見を言うのに躊躇する事はないはずです。また、ちょくちょく「是々非々で議論すべき」みたいな意見が出ますが、こんなことをわざわざ言うって事は、是々非々の議論がほぼ行われてないからだと思います。意見を言うことそのものが心理的ハードルが高いのが日本だと感じます。

さて、「心理的安全性が高い派」の方々のご意向には沿えない回答となり申し訳ありませんが、引き続き賛成派反対派それぞれのご意見をお待ちしております。もしさらに教授に確認したいことがあれば、具体的な事例を用いて、上記のここの論理が違う、といった形で詳しく教えていただけると助かります

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