さて、読書の盆休みということで、お友達から紹介してもらった『イングランド銀行公式 経済が良くわかる10章』を読んでみました。
賃金に関する箇所が気になったのでご紹介します。日本でも賃金アップの議論が盛んですけれども、経済学的にはどのように説明されているのでしょうか。
賃金とは？
そもそも賃金は、労働者が雇用主にとってどれほどの価値があるかによって決まります。この価値を限界生産力と呼びます。あなたを雇ったら、その会社の生産量と金銭価値がどれだけ増えるか、です。
ゲームを例にすると、一般人がゲームをしてもお金はもらえません。むしろゲームをするたまにお金を払う必要があります。でもプロゲーマーは逆です。プロのプレーをお金を払ってでも見たい人がたくさんいるからです。スタジアムの興行収入、オンラインサブスクリプションなど、そのゲーム関連の事業を主催する雇用主はお金を払ってでもプロゲーマーが必要です。
仕事とは？
仕事をするとはどういうことか。余暇を減らすことです。当たり前のようですが、お金を持っているほど人は働かなくなります。お金がなければ余暇を減らして働き、お金があれば働かずに余暇を使います。
賃金の決まり方
賃金は需要と供給のバランスで決まりますので、需要に対して供給が少ない仕事、例えば特殊な仕事、高い能力を必要とする仕事を選ぶとお金を稼げます。なので、常に人手が足りなくて困っている仕事に就けばいいです。違う言い方をすると、かんたんに代わりが見つからないような仕事です。多くの労働者はかんたんに取り替えがききますので。
生涯年収の増やし方
そのまま抜粋します。“教育は、生涯年収を増やす最も確実な方法だと言える。高度なスキルを身につければ、労働市場が変化しても容易く職を失うことはあるまい。高スキルに対する需要が高い時代ならなおのことだ。 こうしたわけだから、年収を増やしたいなら学校へ戻って、あるいは働きながら勉強することを検討するとよい“
というわけで、留学で私の生涯年収が増えることを期待します🙏
