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組織と人4:フィードバックの難しさ

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Netflixって独特の組織文化があるそうなのですが、ご存知でしたか?自由と責任、透明性、成果主義などいろいろあるのですが、フィードバックついて焦点を当てました。

フィードバック
従業員は定期的(というか毎日のように)に、その場で(後からではなくて)、あらゆる階層の人からフィードバックを受けるそうです。フィードバックは、ポジティブなものだけでなく、ネガティブなものも含めて、建設的なものならなんでも認められます。

上司にもフィードバックできる
上司や、その上の人に対しても、フィードバックできます。360度評価の進化版。日本だと、なかなか考えられないですね。授業の中で、日本は「極端に間接的なフィードバックをする」(=ほとんどフィードバックしない)という紹介があり、何人かの人からまたも「日本か日本以外か、という感じだよね」と感想をいただきました。

上の人にも成長のチャンスを
ただ、下の人からフィードバックを受けないことの何がまずいかというと、上の人が成長する機会が無いってことなんですよね。日本は上から下へのフィードバックは直接的だし強烈ですよね。怒られ、やり直しさせられ、時に罵倒される。だから若い人はかなり早くその人のレベルにまで成長できると思います。
一方でいったん偉くなると、何のフィードバックもない。皆から気を遣われ、裸の王様になる。よっぽど自律的な人でない限り、成長は続けられないでしょう。だからこそ、上の人へのフィードバックをやらないといけないと思います。それが、日本停滞の要因の一つでもあるのではないかと考えています。

文化的背景を超えて
日本は極端に間接的なコミュニケーションをするという調査結果が示されたもの、「だから出来なくても仕方ないよね〜」と言っている場合ではありませんよね。
・間接的で構わないから、階層の低い人から、階層が高い人へのフィードバックを始める。
・逆に、階層の高い人から、階層の低い人に対しては、もっと間接的なフィードバックにする(言葉を選ぶ。褒める。共感する)。

日本は独特だってのはわかりました。だからといって世界のトレンドとかけ離れた道を称賛する気にもなれません。得意の折衷案で、何かしら良い道を見つけられるはずです。

と、そんなことを考えさせられた授業でした。

写真はディベートをするクラスメイト。盛り上がりました。(クラスメイトの許可は取っていませんが笑)

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