MENU
お知らせ内容をここに入力してください。

経済を考える1:専門用語を自分の言葉で考えてみる

  • URLをコピーしました!

今日から新しく始まりましたマクロ経済。いやあ、面白かったですね~。世界各国で置かれている環境がそれぞれ違うので、20か国から集まるこのプログラムで最も双方向な議論が交わされる可能性があります。

所得と幸せの相関
まずはよく言われるお話の裏付けから。お金は人を幸せにするのか?という問題についてデータで示されました。2010年のKahnemanとDeatonによる、人の幸福度・ストレス低減等の4つの調査結果によると、いずれも$75,000(日本円に換算すると1千万円以上ですが、物価も考慮して750万円くらいのイメージで良いと思います)までは所得の向上と幸福感は相関しますが、その金額以上になるとほぼ幸福感に変化はありません。お金は程度の問題、ということですね。
そして、こちらは行動経済学の領域にはなると思いますが、他人との比較で幸福感に変化があります。自分の給料が20%もあがって喜んでいたら、同じ給料だった友達は50%も上がっていてた。すると、逆に自分が惨めな気持ちになった、というような話。
なので、お金は①程度の問題 かつ ②相対的な問題 ということです。が、本当ですかね?100億円くらいゲットしたらめっちゃ幸福感上がって、かつその幸福感が継続するかも?これは何とも、想像ではわかりませんが(笑)

GDPとかGNIとか…
基本的な話で、GDPの話とか出てくるわけです。言葉としては習ったことがあるし、何となくの理解はしていますが、具体的に考えていくほど、何も理解していない自分に出会います。例えば日本経済新聞の記事でいうと、

「政府の21世紀前半の名目国内総生産(GDP)1000兆円…デフレが続いた30年間の日本の名目GDPは400兆~500兆円台」

「日本では第2次安倍内閣が成長戦略に1人当たり名目GNIの引き上げ目標を盛り込んだ。海外に進出する企業が増えたことで、日本のGDPとGNIの差は23年の名目値で34兆円まで膨らんだ。実態に即した国の豊かさを示す指標として、GNIを重視すべきだとの意見もある」

「2023年の日本の名目国内総生産(GDP)は、人口が3分の2のドイツに抜かれ世界第4位に転落した。数年後にはインドにも抜かれそうだと取りざたされている。直近10年間の実質経済成長率(年率)はドイツの1.1%に対し、日本は0.6%。これにインフレ率の違いが加わり、名目GDPの伸びにかなりの差が生じていた。」

いかがでしょうか。これらの記事、何となくはわかりますよね。「へ~、そうなんだ~」くらいの感じで。そう、何となく、なんですよね。でも、「だから何?身近な例で説明してみて」と聞かれて、語れる人はあまり多くないのではないでしょうか。

計算式は置いておいて、理屈で考えてみる
経済学に詳しいクラスメイトに、日本を例にして教えてもらいました。
GDP(国内総生産):日本国内の経済活動
GNI(国民総所得):世界中における日本人の儲け
なぜ日本にとってはGNIが大事か:経済構造が変化したから。企業は海外生産・海外販売した=日本での生産減少と日本からの輸出減少した。=GDPの減少。しかし、上記に伴って、国外での日本企業や日本人の儲けは増えている。なので、GDPに、世界での日本企業・人の所得を足したGNIは増えている。日本社会にとって重要なのはいかに日本”人”の所得を増やすか。よって、GDPよりもGNIを増やすことを主眼にすべき。
GNIを増やすために:①日本国内での雇用創出 ②海外からの証券投資の増加 ③価格競争に頼らない付加価値の高い工業製品 が大事です。

数学と同じ。言われてみればそうだけど。
上記の説明は、言われてみれば当たり前のことを言っています。が、数学と同じで、先生に解法を説明されるとわかったような気になるけど、実際に問題を出されると自力では解けない=理解してない、みたいな状態ですね。

なぜ①雇用創出②国外投資収益拡大③高付加価値製品が大事なのか、その理屈から考えていくと、話がつながります。改めて、この3つは大事ですね。卒業後はこの3つのどれかに関係することをやろうかな。って、明日にはまた違うこと言ってるんですけど(笑)

クラスメイトにもらったサイト(日本語)をコメント欄に貼っておきますので、ご興味のある方はぜひ一言一句味わってみてください。

もし私の理解が違っていたり、補足説明が必要な場合は、遠慮なくコメントでご指摘お願いします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次