今回の授業は、今後の経済の見通しということで、いろんな情報が出てきました。まずはGDPの予測の実績と予測を見てみましょう。
左の図はゴールドマンサックスのデータで、2010年までは実績で、2050年が予測です。右の図はIMFのデータで、2017年が実績、2030年が予測です。あくまでも予測ですから、その信ぴょう性はご自身で考えていただくとして、どちらも米・中・印が覇権を争うという構図は共通しているようです。他の国々は、この3か国の動きを見ながら、どこと仲良くするのかを見極めていくのでしょうね。
日本の立場を見てみると、ゴールドマンサックスは2050年に日本は6位、IMFは2030年に日本は9位と順位づけています。私はこれを見て、なんて豊かな国なんだろうと思いました。こんな小さい国で、高齢化とか人口減少とか不景気とか言われてても、将来的にまだ世界6位とか9位に位置するというのはすごい、と思いましたけれども。
もちろんこれはひとえに先人のご尽力のたまものであり、我々はそこにただ無料で乗っかているだけですから、今の世代ががんばらないといけないです。それに、「今の位置をキープしよう」と考えたとたんに後退が始まるので、今の位置をキープしたければ、あくまでももっと上を目指さないと実現できないのだろうとは思います。がしかし、「日本はもうだめだ」ってのは、明らかに間違ってますよね。約200か国ある中で6位とか9位って、上位5%です。それでダメだっていうなら、それより順位が低い国々に失礼というものでしょう。
まあ、そんなこと言ったって、実際に住んでいる分にはいろいろと不満はあると思いますし、GDPじゃ幸福や豊かさを測る指標にはならん、とかいう議論もあると思うのですが、世界の中で見たら、本当に豊かな国だと思います。できるだけ自虐はやめて、前向きに生きたい、と思いました。
(以下は授業の資料の抜粋)

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