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米国で働きたいならSTEM学位を取るのがいいと思います。

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「応募せど応募せど猶 我が就活 楽にならざり ぢつと統計を見る」
明治時代の歌人である石川啄木が詠んだ詩に、私の米国での就活の状況を重ねてみました。米国企業に応募しても応募しても、お祈りメールが来るのみ。余裕で50社は落ちました。そもそも書類選考すら通らないんですよ、これが。

なんで俺はこんなに落ちるんだということを世の中のせいにしようと思いまして、米国労働統計局が出している統計を見ましたところ、発見しました。失業者数に占める、27週間超(6ヵ月超)にわたって失業中の人の割合。これが、6月以降上昇しています。つまり多くの人がなかなか就職できない状況になって、しかもそれが半年続いている、ということです。

周りの若いMBA、ファイナンス修士の人たちに英国就活(米国じゃなくて)の状況を聞いてみたところ、すぐに決まった人もいれば、300社くらい応募している人もいます。米国も英国も就活は厳しいんですね~。

まじめに言い直すと、現在米国外に住んでいて労働ビザを持っていない状態で、米国企業から米国の労働ビザを出してもらうのは難しいことを実感しました。なのでこれから留学を志す方で、もし米国で働くということが最優先なのであれば、米国でSTEM学位が取れる大学や大学院に行きましょう。

STEM学位とは?
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4分野に関連する学問領域の学位を指します。これらの分野に重点を置いた教育やキャリアパスを推進するために、特にアメリカを中心に広く使用されています。

STEM学位に含まれる分野
科学(Science)、生物学(Biology)、化学(Chemistry)、物理学(Physics)、技術(Technology)、コンピュータサイエンス(Computer Science)、情報技術(Information Technology)、サイバーセキュリティ(Cybersecurity)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)、
統計学(Statistics)などなど。
なんだよ、文系とかビジネス系の学生じゃ取れないじゃん、と思われた方、ご安心ください。MBAでも上記を取り入れた選択科目を提供している学校がありますから、それらの選択科目を修了すれば大丈夫です。

何がいいのか?
米国が推奨している分野なので、需要が高いです。ということは就職しやすくて給料も高い。そして外国人にとって最も重要なのが、移民政策での特別扱い分野だということです。普通、留学生は卒業後に12か月の特別労働ビザをもらえるのですが、STEM学位を持つ卒業生は最大36か月の特別労働ビザがもらえます。なので、それをもって就活して、仕事が決まってある程度成果を出しつつ、正式な労働ビザに切り替えてもらうってのがいいと思います。

まあ、私の場合はですね、労働ビザが出るイギリスでもまったく仕事を得られていないので、たぶん個人の問題です。仕方ないので、あと250社くらい応募しておきます。いやこれ、書類作成から応募まで全部自動でやってくれるAI、すでに絶対ありますよね?私は見つけられてないんですけど。

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