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組織と人3: 起業家を迎えて

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皆さんはスターリングバンクという、イギリスにあるオンライン銀行をご存知でしょうか?今日はその会社の創設者による講演がありました。

スターリングバンク
-イギリスの新興オンライン銀行

  • アイルランド連合銀行の元COO、アンネ・ボーデンによって2014年1月に設立
  • 売上:800億円超(2023年)
  • 従業員数:2,700人(2023年)

創設者 アンネ・ボーデン

  • スタンダード・チャータード銀行、UBS、AONコーポレーションの最高情報責任者(CIO)、ABNアムロ銀行とRBSでEMEA地域の責任者と等を歴任
  • 2012年、アイルランド連合銀行の最高執行責任者(COO)として入社し、金融危機後の立て直しを支援。
  • 2014年、54歳の時にスターリングバンクを創業

人となり
迫力がありました。小柄な女性ですけど、醸し出す雰囲気と話し方と内容に加えて、これまでの彼女の経験と実績に裏付けされた自信が漂っていました。これまで銀行という男性社会でご苦労された経験から、取締役会界の在り方等、かなり率直にお話をされていました。

ロールモデルの1人
彼女は創業する時点で、既存銀行で役員や責任者を歴任しており、54歳でした。おそらくほとんどの人なら、そのまま同じようなコーポレート職の役員をわたりあるのではないかと思います。しかし、常識を打ち破って挑戦し、かつ成功した点がすごいです。
日本にもこのような方がいらっしゃるのかわかりませんが、①大手金融の役員 ②女性 ③50代過ぎ ④しかもテック系 で起業されて大きくされたというのは、なかなか聞きません。例外的な存在ではありますが、ロールモデルの1人ですよね。(女性、とわざわざ書くのは、彼女が何度もそのようにお話されていたからですので、ご了承ください)

リーダーシップスタイル
ケーススタディで彼女の仕事ぶりをまず読んだのですが、かなり情熱的で細かい。悪く言えば、暑苦しいマイクロマネジメント。だからこそスタートアップをこんなに大きく出来たのでしょう。また、彼女自身が「キャリアにおいて過小評価されてきた」とおっしゃっていたので、「見返してやる」という気持ちも仕事に邁進させたのだと思います。

一緒に働きたいですか?
講演が終わって彼女が帰ったあとで、教授がみんなに「彼女と働きたいと思いますか?」と聞きました。すると大半の人が「イエス」でした。

うーむ…。情熱的で細かいんですよ?最初はそのビジョンと情熱に共感して興奮できるかもしれませんが、私の場合は持って3ヶ月だろうなと想像しました笑

あと、「見返してやる」という気持ちで仕事や事業を始めると、だいたい最終的に失敗するイメージがあります。動機はポジティブでありたいです。私の場合は、ですが。

私生活も仕事も、やりがいは求めても、情熱や興奮は求めないタイプだと、改めて実感しました。今日もまた、自分を知り、世界を知る機会に巡り会えてよかったです。

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