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会計Boot Camp 2:収益認識基準から考える文化の違い

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まさかここで収益認識基準について勉強することになるとは…。いや、めちゃくちゃ難しいと思うのですが、クラスメイトが何度も手を挙げて質問しているのを見ると、脳の構造が違うよなあ、って思います。グローバルな人間を目指してましたが、ああいう風になる日は来ないだろうなあ。

教え方の違い
日本だとまず全体像を教えると思うんですよね。例として、大枠として①生産基準、②販売基準、③回収基準がある、と。①は工事進行基準とかの例外的な基準でプラント建設とかに使われていて、②は一般的に使われていて、③は現金主義だからほぼ使われてない、とか。

でもこっちは、いきなり具体例に突入します。Appleは本体を一括計上するけどソフトウェアは繰延してとか、コストコの年会費は12ヶ月で割って、とか。この説明で理解できているみなさんがすごいなと思います…。

シビル・ロー大陸法とコモン・ロー英米法
この違いって、どっかで習ったなあって考えてたら思い出しました。大陸法と英米法の違いです。大陸法が成文法主義で、英米法が判例法主義ってやつです。

厳密には意味が違うのかもしれないのですが、私が言いたいのは、大陸法の国である日本は全体像を理解した上で個別論を理解したい一方で、英米法であるアメリカやイギリスやインドは個別論をたくさん学ぶことで全体像を理解しようとする、という風に捉えた、ということです。さらに言うと、後者はそもそも「全体像を理解しよう」という概念がないような気がする。

これは結構大きい違いかもしれません。やっぱり日本人は全体像を見ないと、「で、今話をしてるのは全体像のどの部分なの?全体像がないのに各論なんて理解できないでしょ?」と不安になる一方、非日本人は各論をどんどん学んでいく。

そうか、ケーススタディが日本に定着しないのは、これが理由かもしれません。「ケースって一つの例に過ぎないじゃない。それを議論して、全体にどう繋がるの?例外学んでも仕方なくない?」って思ってしまうから。

うーむ、そんなことを感じるのは私だけなのかもしれませんが、自分が「で、結論は?」を求めてしまうのを、文化によるものだと、仮説を立ててみましたが、いかがでしょうか?

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