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組織と人6+ストラテジー5の②: ジャック・マー

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授業の特別ゲストで、アリババの元COOがいらっしゃって講演をしてくれました。ジャック・マーの話を非常に興味深く感じたので少し調べてみました。

アリババを創業した時、英語の先生だった。
彼は自分で落ちこぼれであることを何度も語っており、就職試験にも受験にも失敗を続けたそうです。ただ、英語への情熱は強く、小さい時から近くのホテルへ通って英語を習いました。そして英語の先生をやりながら、ビジネスの芽を探していたところ、アメリカでインターネットに出会い、これで起業することに決めました。つまり、ITの素養ゼロ、でした。

経営の知識はなかった。
彼は17人で創業後、自分の側近となるCFO, COO等を採用して、彼らに戦略を任せました。ゲストスピーカーいわく、「戦略は何?」とか「俺は何をすればいい?」とか、「組織作りはどうすればいい?」とか、基本的なこと全てについて質問してきたそうです。

ジャック・マーの考えるミッション
会社のミッションをどう定めようか、という議論をしたときに、ジャック・マーは即答したそうです。ミッションは「Make it easy to do business everywhere どこでも簡単にビジネスができるようにする」だと。
私はこの言葉にとても感銘を受けました。こんなにシンプルに本質を突くミッションって、心からやりたいことが無いと出来ないと思うからです。というのは、自分が所属している会社のミッションを定義しようとするとき、みんなで頭を捻りながら考えるわけです。でも、すぐ出てこないです。それは、そもそもやりたいと思っているわけでもないからだと私は思っています。後付けで論理的に考えようとするから、出てこない。

人的ネットワーク
当時のヤフー社長と懇意にしていたことで知られていますが、有名なのはソフトバンクの孫正義さんとの深いつながりです。彼はアリババの初期に20億円を出資したのですが、インド人の同居人が私に尋ねました。「なんで戦略も計画もない会社にそんな大金を出したんだろう?普通は利益を出すまでの道のりを説明する必要があるよね?」と。
ググったところ出てきました、その当時を振り返ったコメントが。プレジデントオンラインより。
「どのようにしてアリババという金の卵を生むガチョウを見つけたのか。孫氏は「00年に中国に行き、インターネットの若い会社20社ほどと10分ずつ会いました。その中に出資を即断即決した会社があった。それがアリババでジャック・マー(CEO)の話を最初の5分間だけ聞いて、残りの時間は私のほうから出資させてほしいと。彼は、『1億円か2億円なら』と。僕は『20億円受け取ってほしい』と。『お金は邪魔にならないだろ』という押し問答を繰り返して出資に至った」(14年5月の決算説明会)。」
うーむ、天才による、天才に対しての直感が働いた、と言う感じでしょうか。

社会のために
ジャック・マーの本心は私には分かりませんし、カルトのような労働環境で働きたいとも思いませんが、ただ、彼と働くのは楽しいのだろうと思います。それは、私欲がないから、社会のためと言っている言行が一致しているから、人が「この人について行きたい」と思うのだろうと。

やっぱり、頭で考えることではなくて、「やりたいかどうか」これが全て、ですね。改めて、そう思いました。

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