あなたが動物になるとしたら？

心理学の先生に質問されたことがあります。「あなたがもし動物になるとしたら何になりますか？ 123と順位をつけて、かつ、その動物を選んだ理由を説明してください」

皆さんなんて答えますか？
ちょっと考えてみてください。例えば飼い主に可愛がられたいので犬になりたいとか、いつも堂々としていたいのでライオンになりたいとか。

123の順位つけましたか？
これ、1は重要では無いのです。3も重要ではありません。質問のための飾りです。ここで重要なのは2です。2番目の動物を選んだ理由、これがあなたが求める姿、だそうです。

人は、こういう質問をされたときに、1番目の回答を取り繕います。人に説明してもおかしくないように、もっともらしい理屈をつけます。でも2番目は気が緩んじゃって、取り繕っていない素の気持ちが出ます。

この説明をされたときに、かなりどきっとしたのを覚えています。何と答えたかは置いておきますが、たしかに私は一つ目を取り繕いました。「みんなが私をこういう風に捉えているであろう姿」「普段から自分はこうだよね」と思える姿をイメージして答えました。

そして2番目については何も気にせずに答えました。そしてそこで語った姿は、自分的には恥ずかしいものでしたが、たしかに、本心ではそう思っているだろう、と思える動機でした。

この、2番目というキーワードで、次はキャリアについて考えてみたいと思います。