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『我が投資術 市場は誰に微笑むか』

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匂いを嗅ぎ分けて

清原さんという、サラリーマンでありながら過去に日本の長者番付トップなったことのある投資のプロフェッショナルが書かれた本『我が投資術 市場は誰に微笑むか』を拝読しました。具体的な投資手法を好まれるかは置いておいて、生き方・考え方の部分に好きな部分がありましてご紹介します。

“全ての情報にバイアスがかかっている”
私が普段の会話から、情報の出し手/相手の経歴や考え方やなぜ?を聞きたがるのは、無意識に「この人はどういう意図(=バイアス)を持ってこの発言をしているのだろう=裏を取りたい=信頼できるかどうか見極めたい」からです。

当然ながら、私の情報発信にもバイアスがかかっています。自分で理解してるだけでも、①変化は良いことだ ②正々堂々と戦うべきだ ③世界を知るべきだ というべき論をベースにして発言しています。意識高い系であるし、ポジティブ系です。でも別にこれが正しいわけではない。自分がそう生きているからそう思い込んでるだけで、いわゆるポジショントーク、というやつです。

“キーワードは「余裕」「寛容」「ユーモア」“
これは本当にその通りで、自分に金銭的・精神的に余裕がなかったら相手のことを考える余裕なんてありません。私は大学生の頃に、働くのが嫌でバイトをせず貧困生活をしていました。小麦粉を買ってきて水に溶かして焼いて食べる、みたいな。そんな時に友達にレストランに誘われると、普通のハンバーグ400円か目玉焼きハンバーグ500円かで死ぬほど悩んでました。そして苦渋の決断の末に、山盛りポテトフライ300円にする、という生活でした。
いや、まあ、そういうことではないか…。例を間違ったかもしれませんがこのままで笑

“この会社を絶対に辞める。そのために準備しなきゃ“
いやー、めっちゃわかります。私もとある経験を経て、一言一句同じことを思いました。それは大体人間や組織が絡みますから、毎日そう思えるわけです。この継続的なネガティブな感情が、自分を努力する方向に持っていった。そう考えると、ストレスは現状を飛び出すいい動機になります。

“投資する会社の社長のレベルが自分と似通ってくる“
これは職場や友人関係や恋人関係に通じるところですね。そう、結局、自分の知能や人間性や金銭レベルの上下20%くらいの人のことを良いと思うんですよね。そりゃそうです、似たものが好きですから。逆に言えば、自分の現状を壊したければその範囲にいない人と付き合えば良いのです。でもその場合、強烈に、現状レベルに引き返すように不安が襲ってくるでしょうけど。

“「会ったこともないやつを尊敬する」なんてずいぶんいい加減だなあ“
私もこれに賛成。就職面接で「どんな人間になりたいですか?」と聞かれて、面接の常識を知らなかった私は「何これ?高知県出身だから坂本龍馬とか言っとけばいいいの?でも別になりたいと思わないしな。いや、だいたい初対面の人間にどんな人間になりたいかを聞く意味がわからん。あ、これはギャグなのかもしれん。面接官を笑わせてみろってことかな?」と勘違いして、「背中で語れる男になりたいです!」と言って、面接官を唖然とさせた経験があります。
まあ、この例は、ただのバカだってことですけどね。でもやっぱり、私は直接見たことでしか学べないタイプでして。

本から受けた清原さんの印象は、自由と自律、ですかね。自由にやるからには相応の責任が伴い、その責任果たすために自律的、みたいな。

株式投資のパートは読まなくても、考え方を読むだけで面白いと思います。どうぞ!

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