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対人関係論5:職業人生での物語の重要性

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Herminia Ibarra教授という、リーダーシップ論の教授がおりまして、この方が書かれた『What’s your job?』という記事から、自分をどう説明するのか、考える時間を得ました。

物語というけれど
個人個人の「物語」。この言葉、しょっちゅう出てきます。バズワード化している部分もありますので、丁寧に見ていきましょう。

人それぞれの人生
私たちはそれぞれの物語を持っています。それぞれが歩んできた人生、の方が良いですね。簡単にまとめてしまうなら、
・私たちはどこから来たのか?
・私たちはどこへ向かうのか?
です。

職業的な物語
職業の方向性が大きく変わる時、自分自身の物語をきちんと語れるか、これはとても大切です。相手に自分の物語を共有することで、自分自身の動機、性格、目標達成の能力や経験を他者に感じてもらえるからです。

物語は経歴書じゃないんです。
物語は単なる事実の羅列ではなく、聞き手が自分の成功に関心を持つような、真実で引き込まれる内容である必要があります。例えば面接で自分のキャリアの転換点を効果的に語れなければ採用されないでしょう。
特にネットワーキングイベントで、冒頭の数十秒で自身の魅力を語れます?もし語れたら、かなり良い物語を作れています。でも、多くの人はその物語を上手く作れない。なぜか?

一貫性が欲しい
物語には一貫性が必要であり、過去、現在、未来を繋ぐ一貫したストーリーを持つことが、聞き手に安心感と信頼感を与えます。「安心して聞けるか」が一つのキーワードです。人それぞれが遭遇した困難を乗り越えてきた経験と、そこから何を学び、なぜ次に生かせるのか、の一貫性が欲しい。

すごい経験?不要です
「私は大した困難に遭遇していない」というようなことを考える人が多いです。でも、そんな「みんなが驚くような経験」は不要です。仕事で成果を出せるかどうかに関係ないですから。

でも本物の経験は必要です
課題に直面した時に自分がどのように考えて行動したか。何も考えずに課題から逃げ続けてきたとしたら、確かに何も語れませんね。でも大丈夫。小さなことで良いですから、①現象②感じたこと③取った行動④良い悪いの判断⑤なぜそう思うのかの深掘り⑥もう一度①が来たらどうするかのシミュレーションをしてみる。これを何個もやっていくと、一貫性が出ます。

最後に、私の好きなアンパンマンの歌で。
「何が君の幸せ?何をして喜ぶ?わからないまま終わる?そんなのは嫌だ」
「なんのために生まれて、何をして生きるのか?答えられないなんて、そんなのは嫌だ」

たぶん、これに答えられれば、物語の完成です。

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