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コロンビア大学番外編:富と貧困が同居する

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非常に楽しい時間を過ごしたコロンビア大学。今回は、授業以外で印象的だったことについて考えてみました。

朝8時、電車内にて
学校に向かうために地下鉄へ。車両に乗り込むと何か違和感が。ああ、ホームレスの方が車内の座席を四つ使って横たわって寝ているからですね。車内は混んでいますが、誰もその座席周辺には近寄らない。その隣では、ビシッとスーツを着たホワイトカラーが立っている。そして、颯爽とオフィスへ向かうが、寝ている方の人は起きない。人種もその通りに分かれている。このコントラスト、非常に印象的でした。朝から先制パンチをくらいました。

ボロい地域に荘厳な新しいビル
コロンビア大学のビジネススクールは、ハーレム地区という治安があまり良くない場所に隣接しています。その街は古く、ボロい。学校へ向かうために駅を降りて歩いていると、何か場違いなような美しく、新しい建物にぶつかります。そこが、ビジネススクール。街の雰囲気と、学校の建物のコントラスト。貧困な地区に、金持ちの学生がやってきて、ピカピカの建物で、金儲けの仕方を学ぶ。この皮肉、極めて興味深いと思いました。

格差はパワーの源か、行き過ぎか
人種と富の偏在が目に見えてわかる。これは不公平なのか。それともイノベーションの源泉なのか。不公平だとした場合、それは環境の影響が大きいのか、教育なのか、本人の選択なのか。そしてこんなことを語る自分は、あくまでも安全な位置から高みの見物。

厳然と存在する、生まれによる格差
私は、現代の日本という極めて安全で先進的な国に生まれたから、たまたま生きています。時代が違えったり、国が違っていれば、すでに生きていないでしょう。貧乏ではない家に生まれたどうかでも違うでしょう。運が良かった、といえばそれまでですが、さて、“ワタシ“と“アナタ“、この違いは何なのでしょうか。個人の意思や選択だとは思えない。

世界を構成するほんの砂粒に過ぎない私ですが、ふとそんなことを考えました。

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