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生きるために働くのか、働くために生きるのか

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今日はシカゴ市内をUberで移動していまして、コスタリカ人と運転手の方が興味深いことをおっしゃっていました。

共働きが増えているのは日本だけではありません。通っている学校のあるロンドンも、交換プログラムで訪れたニューヨークも、駐在で過ごしたシカゴも、どこも共働きが基本です。なぜか?生活と教育にとてもお金がかかるからです。一概には言えませんが、どの国の都市も変わらない事実だと思います。

先日面白い記事を読みました。給料が上がっているアメリカ人の幸福度が上がらない、なぜなら物価も上がっており、かつ人間にとってはコストアップの方が心理的インパクトが大きいから、というお話。そして貧困者も目に見える形で増えている。たしかに、豊かになっているというよりも、生活の苦しさが増えているのかも知れません。

お金を稼いだその先には何が待っているのか?運転手の方はコスタリカ出身で、コスタリカでは1日6時間労働、かつシエスタ(長い昼休み)つきだそうです。彼から見ると、アメリカ人は生きるために働くのではなく働くために生きている、と。働いているアメリカ人としては「生きるためにお金が必要だから」働いているわけですが、いつの間にやら働くために生きることになっているケースも多いように見えるそうです。

久しぶりにアメリカに来た私としては、「アメリカは厳しい国だな…」というのが感想です。日本だけじゃなくて、ロンドンと比べても、です。生活コストが非常に高い。病気になったら医療費も非常に高い。銃社会。職場は弱肉強食で、それがわかっているからこそ若い人の回転率も異様に高い。健康で能力がある人には良いですが、そのどちらかが無くなったら生活が厳しい。

1年前はアメリカで仕事をし続けたかった私ですが、今は少し客観的に考えることができています。この心情の変化もまた、面白い。

思わぬところで面白いお話を聞けました。コスタリカも行ってみないとなあ。運転手さん、ありがとうございました。

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