起業家サマースクールも早四日目ですが、完全に集中力が切れました。起業アイディアの実現に向けた具体的なステップを学べば学ぶほど、この先の途方もないトライアル＆エラーの数が想像できます。あと、単純に疲れてて、やる気が出ない。
授業にも集中出来ないので、目線を変えるために、マサチューセッツ工科大学で教えている起業家教育をまとめた本『ビジネス・クリエーション！』でも読んでみました。このやり方は、既存の事業の分析に多くの時間を割いて、その結果として勝てる市場と製品を見つけて勝負しよう、というものです。多くの起業家教育で行っている「まず自分のアイディアを出してみて、それが実際に適合するかどうかを検証する」というステップとは逆だなあと感じました。ただ順番が違うだけで、やらなければいけないことは同じです。
顧客は誰か？
・市場を細分化する
・足掛かりとなる市場を特定する
・エンドユーザーを定義する
・足がかりとなる市場規模を推測する
・潜在顧客像をイメージする
・見込み客を10人見つける
顧客のために何ができるか？
・製品のライフサイクルを理解する
・製品仕様を視覚化する
・製品価値を数量化する
・事業のコアを定義する
・市場のポジショニングを考える
顧客はどうやって製品を手に入れるか？
・製品を買う意思決定者を理解する
・顧客をどう獲得するのかプロセスを理解する
・顧客への販売プロセスを考え直す
どうやって収益をあげるのか？
・ビジネスモデルを設計する
・価格体系を決める
・特定した足掛かり市場×価格で見込み収益を計算する
・顧客獲得コストを算出する
どのように製品を設計するか？
・新ビジネスに関わる仮説を特定する
・主要な仮説を改めて検証する
・実用最小限のビジネス製品を作る＝MVP
・顧客が代金を払ってくれるか検証する
どのように事業を拡大するか？
・足掛かり市場の次に狙る市場を算出する
・製品の成長戦略を練る
うーむ、案ずるより産むが易し。とりあえず商品を作って売ってみなければ…。