MENU
お知らせ内容をここに入力してください。

プライベートエクイティ

  • URLをコピーしました!

世の中には私が知らないところでお金を持っている人がたくさんいます。彼らは低金利の環境の中でより利回りの良い投資先を探しており、その行先の一つがプライベートエクイティ(未公開株式)です。

なぜこんなにプライベートエクイティが流行っているのか、キープレイヤーはだれか、日本の可能性はどうか、について、調べてみました。

PE業界の今後の見通し
世界的に見ると、プライベートエクイティ業界は、2021年に投資額と案件数がピークに達した後、2022年と2023年には減速しています。しかし、PEファンドの資金調達額は増加傾向にあり、「ドライパウダー」と呼ばれる未投資資金は2022年に過去最高の3.4兆ドルに達しました。つまり、投資機会をうかがう資金が潤沢にある一方で、投資案件の選別が厳しくなっていることを示しています。

特に、ベンチャーキャピタルやグロース投資などの分野では、ドライパウダーが5年間平均と比較して大幅に増加しており、投資機会を待っている状況です。また、フィンテック分野への投資も活発で、2023年には投資額が110億ドルに達しました。

日本におけるPE投資の可能性
日本では、2021年にPE投資額がピークに達した後、2022年には減少しましたが、依然として投資件数は増加傾向にあります。特に、クロスボーダー投資が増加しており、海外投資家からの日本企業への関心が高まっています。
日本市場は成熟しているのであまり大きな規模ではないかと思っていたのですが、企業のガバナンス改善や事業承継問題など、PE投資による成長余地が大きいようです。下図のとおり、実はUS、UKに続いて第3位の規模を誇ります。(USの規模が桁違いですけどね…)

プライベート投資が流行している理由
なぜこんなにプライベート企業への投資が増加しているのか。
・低金利環境:長引く低金利環境下で、機関投資家や富裕層が、より高いリターンを求めるから。
・未公開市場の魅力:プライベート市場には、公開市場ではアクセスできない成長性の高い企業や、事業再生の可能性を秘めた企業がいるから。(要するに、知ってる人だけが知っている、しかもおいしい世界、というのがあるということですね)
・投資期間の長さ:プライベート投資は投資期間が長く、長期的な視点で企業価値向上に取り組むことができ、より高いリターンが期待できるから。
・ESG投資の拡大:近年、ESG投資への関心が高まっており、PEファンドもESG要素を投資判断に取り入れることで、投資家からの資金を集めやすいから。

日本市場がこんなに成長中だとは知りませんでした。PE投資による企業価値向上や経済活性化が進みそうですね。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次