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手数増やすべし

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何かが上手く行ったり、成功したり、達成したりすることがあると思います。うまく行くときはうれしいですけど、うまく行かないときは嫌な気分になると思います。

するとほとんどの人は、嫌な気分にならないように、成功する確率を上げようとします。例えば、これまでの経験上、何か1つうまく行くためには、10個試すことが必要だったとします。ということは、10回中1回うまく行くのだから、成功確率は10%。計算式で表せば、今の自分の能力と体力でいくと、10×10%=1、これが今の実力。

で、考えるわけです。9回も失敗したくないよなあ、と。できるだけ失敗せずに1にたどり着きたいと思います。そうすると、この成功確率を上げようとすることになります。例えば成功確率が20%に上がれば5回の挑戦でよくて、成功確率が100%に上がれば、失敗することが無くなります。

そして思うわけです。よし、精度を上げよう、と。精度を上げるために、いろんな確認作業や検証作業をします。たくさん考えます。失敗する要素となるリスクをくまなく検証します。そして、その結果、精度が多少上がるようになるかもしれません。

でももっと大きな問題があって、それはトライする回数が減るということです。トライする回数が減っていくと、さらにトライしなくなります。頭でぐるぐると考えることだけが上手くなります。

でもうまく行くかどうかは、やってみないとわかりません。そして私が思うのは、「精度ってのはそうそう上がるもんじゃない」ってことです。だから手数を増やす。というか、減らしたくない。この非効率的なやり方を、「犬の道」と呼んで、避けるべきものだと論じている方もいらっしゃいます。

私も最初は「犬の道」を抜け出して、賢い人間になろうと試みたのですが、なれませんでした。私のような凡人は、やはりとりあえずやってみるしかありません。というわけで、手数増やすべし、というお話でした。

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