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Atomic Habits:習慣の力

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久しぶりにこの本を読みました。James Clearさんが書かれた『Atomic Habits』。この本はいかにして良い習慣を身に着けるかの具体的なステップが書かれています。昔、こういう自己啓発系の本が好きで良く読んでいて、日本でもよく売れていました。

習慣形成のための4つのルール
1.明確にする:いつ、どこで、何を、どのように行うかを決めます。例えば毎日1万歩歩きたいのだったら、それ自体を行動の目標にせずに、まずは「朝起きたら水を飲んで運動服に着替える」と決める。
2.魅力的にする:その始めた習慣をやりたくなるような工夫をはさみます。例えば好きな音楽を聴きながら歩くとか、きれいな景色を見れる場所で歩くとか。ポジティブな感情と習慣を結びつけることがポイントです。
3.簡単にする:習慣にしたい行動のハードルを下げます。上記1で1万歩と書きましたが、ほとんど歩かない人であれば、目標を3000歩にするとか、食事後に5分間だけ歩く、というように、簡単にします。
4.満足させる:その行動を行った後に満足感を得られるようにします。例えば毎日記録するとか、歩いた後にシャワーを浴びることで、行動を繰り返せるようにします。

ルールを達成するためのアクションプラン
・習慣トラッカーを作る。これは上記4に対応するもので、カレンダーやアプリを使って行動を記録します。
・環境を整える。習慣を促すような環境を作ります。例えば運動用の服と靴を新しく買って、見える場所に置いておく。あと、家を掃除してモノを少なくするのは効果的だと思います。余計な情報が入ってこなくなるので。
・小さく始める。いきなり大きい目標を入れると脳が嫌がります。「え?たったこれだけ?」くらいの小さな量・時間から始めます。
・仲間を見つける。同じ目標を持つ仲間を見つけます。例えばウォーキングのサークルに入るのも一つのやりかたです。

高いモチベーションは成果を保証しない。
これは、この本では触れられていないのですが、私がモチベーションよりも習慣が大事だと思うのはここです。やる気がある状態で仕事をしても、やる気がない状態で仕事もしても、成果に差異はない、というやつ。果たしてそれが科学的に正しいのかはわかりませんが、実体験としてそう思います。やる気満々で仕事してたら発想が飛躍して変な成果物出したり、やる気がないときに最低限のポイントを押さえることで良い成果物が出せたり、という実体験があり、やるべきことを粛々とする、という状態の生産性の高さを実感したからです。

始めたい習慣、それはつまり自分の理想とするアイデンティティ作り
習慣作りがうまく行くと、自動運転でそれが出来るようになるわけですけど、これって、「自分が理想とする自分と、実際の自分が近い状態にある」ってことだと思います。例えばもともと運動しない人間だったとして、運動が習慣になって体型も良くなると、自分は運動する人間だというアイデンティティが出来る。これをモチベーションに頼らず出来るようになる。

私はルーティンが好きじゃないのですが、ルーティンで生活を回している時の方がだいぶ生産的であることは理解しています。でも今は生産的である必要がないということで、しばらくはのんべんだらりと…笑

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