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JOY 奇跡が生まれた時

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今日は大学のヘルスケアクラブが主催する映画鑑賞会に行ってきました。タイトルは邦題で、世界で初めて体外受精に挑んだ3人の物語です。Netflixの映画を大きな会場で放映すると言うものでした。

ヘルスケアクラブにいる友達が誘ってくれて行ってみたところ、素晴らしかった。誘ってくれた友達に感謝です。こういうふとしたきっかけで得られる感動と言うのは本当に嬉しいですね。

映画は、個人の物語もあり、政治の物語もあり、科学としての物語もありました。

1970年代のイギリスが舞台になっています。当時体外受精と言うのは、世間に到底受け入れられるものではなく、悪魔呼ばわりされているシーンも出てきます。テレビの討論会でぼろくそにやじられる場面もあります。

うまくいかなかったらどうするんだ、誰が責任を取るんだ、赤ちゃんはお前の遊びじゃないぞ、おもちゃじゃないぞと言うような議論。

宗教的にも、あり得ない、という感じですね。特に主人公の女性は、お母さんから勘当されてしまいます。周りから批判され、母親からは見放され、仕事としての体外受精はなかなかうまくいかない。そんな苦労を経て、彼女とその仲間は、ついに体外受精を成功させます。

主人公の女性は、その後、悪性黒色腫により39歳で亡くなります。そして、彼女の存在と言うのは、2010年に彼女の仲間がノーベル賞を受賞するまでその役割を認識されていませんでした。いかに彼女が、世界で初めての体外受精に貢献したのかと言うことを明らかにした映画でした。

しかし、主人公の彼女にとっては、本当にストレスの多い人生だったのだろうと勝手ながらに想像しました。もちろん、病気は、その方の体の状態次第なので、何とも言えませんが、39歳で亡くなったのは、それまでの相当なストレスも影響しているのだろうと勝手に思いました。

この映画を見ていて、私なら自分のポリシーを貫いて、世間と宗教に反した行動を取り続けられるだろうか?と自問しました。答えはNOでしょう。この活動が、実を結んだからこそ、今ではたくさんの人が体外受精によって子供を授かることができています。今から振り返れば素晴らしいと言えますが、その当時だったらどうでしょう?私には、周りから批判され、悪魔呼ばわりされながら、続けられる根性はないと思います。

そして、もう一つと思ったのは、命を扱う仕事と言うのは、本当に重いということです。もちろん、他にも命に関わる仕事ってあると思うのですが、医療関係の仕事と言うのは本当に重いなぁと感じました。生きる死ぬが、自分の手に直接乗っかってくる。いやあ、自分には到底考えられない仕事です。

しかし、面白かった。ぜひご覧になってください。

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